開発の経緯
                

歯科医院における日常臨床のブラッシング(歯磨き)指導で、効率よく磨くテクニックである「毛先磨き」をクライアント(受診者)に習得して頂く為に、「ペンを持つようにして下さい」や「軽く」といった表現をするくらいで過圧でない適正と考えるブラッシング圧を明確かつ適切に示す方法がありませんでした。毛先を意識せずにかなり強く磨いている人ではその歯に600〜1000gの力が負荷し過剰な圧力となっています。  その為に歯垢を効果的に取れず虫歯や歯槽膿漏を発生・進行させたり、歯肉擦過症や歯肉退縮をまねいたり、未だ完全に解明されていない歯頚部磨耗症などの一因となっています。それらの予防の一助となる為に、何か良い方法がないものかと3年越しで検討、試行錯誤、挫折を繰り返しておりました。  歯ブラシのヘッド部分が、過圧されると何らかの動きがある構造を模索し、平成14年3月ついに、ネックに使用する材質の弾性を利用した反転型の歯ブラシを発明いたしました。  これによって歯科医院のみならず集団でのブラッシング指導をはじめ自己チェックしながら適正圧にてブラッシングができ、また安価である為かなり有効と考えます。  私の見解では、バネ圧とブラシの毛の弾性とのバランスが重要であることと、ブラッシング圧では200g〜350gなどと様々な諸説がありますが、弱いに越したことはないだろうしまた使いやすさを考慮し、250gまでが適当と考えています。  こうした経緯と考えそして、趣旨に賛同して頂けた最大手歯ブラシメーカーの1つである(株)オーラルケアの社長大竹喜一様、同製品開発課氏原雄司様他の全面的なご協力を得て、製品完成まで2年を要しましたが、当院が開発販売元となる「テキアツ君250S、M」が完成したわけでございます。